資産運用

銀行連合のQR決済

700の銀行連合が最低水準の手数料でQR決済をはじめるという日経の記事について、思ったこと

特徴

  1. 個人預金をダイレクトにQR決済で引き出す仕組み
  2. 手数料は1%程度と最低水準
  3. 共通のアプリを使ったインフラ
  4. 他の決済インフラとの乗り合いは…

預金口座の範囲でダイレクトに決済するので、デビットカードと同じスキーム。そこで、デビットカードの利用状況を軽く調べてみた。日本国内におけるデビットカードの保有率は相当高い(3.3枚/人程度)のに利用率は、僅少。現金以外の決済手段で、カード型ではクレジットカードが9割を占めて、デビットカード決済は2%というシェアになっている。預金を簡単に引き出せる方法としては、ハードルが低いはずなのに、国民性が影響しているのか復旧しているとは言い難い。確かに自身がデビットカード決済とクレジットカード決済の利用頻度を比べた場合、2対90ぐらいで表現しても正しい。ここ数年で調べたら、ビックカメラで洗濯機(30万弱)を購入した1回しかなく、クレジットカード決済は、毎月5万~20万ぐらいのレンジで、水道光熱費や通信費、外食費・被服費などの決済に使っている。

参考:日銀のレポート

決済する側のメリット

決済手段を購買動機とする利用者の増加や現金を扱わなくて済むリスク低減などが考えられる。手数料は、通常のクレジットカードと比べると1%程度と低めに設定されるようなので、選択肢としてはありだと思う。

共通アプリを使った…

この決済インフラは、GMOインターネットの事業会社でGMOペイメントゲートが「銀行Pay」というサービス名で提供している。今回の700の銀行連で全て共通化するかは、情報が得られなかったが、公式サイトで導入予定銀行のリストをみると、恐らくこのアプリでサービス展開されるのではないかと思う。700の銀行連で共通のインターフェイスを使うことは、普及に関して非常に重要だと思うので、バラバラのインフラを独自開発…といったお粗末な展開はやめてほしい。

他のQR決済との互換性は…

QRコードをかざしたり、読み取るという支払者側のオペレーションは似通ったものになると思うが、例えば、楽天ペイやPayPayLinePayなどのQRコード決済の仕組みを提供しているベンダがこの銀行連合が開始するサービスと互換性を持たせるメリットはあまりないと思う。逆に銀行系の送金(支払いなど)ボリュームを奪って商売を成り立たせるビジネスなので、各社のQR決済の仕組みの中に銀行のオンラインチャージ対応などの取りこみを狙うはずである。

3769:GMOペイメントゲートウェイだが、非現金決済の需要をしっかり取り込んで株価も良いペースであげている。親会社のGMOインターネットより、時価総額ベースで3倍と大きく成長しているので、もしかすると親会社のGMOインターネットを買った方が得策かもしれない。

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